小さなプロジェクト おがせ町の小屋

現在進行中のプロジェクト

おがせ町の小屋

ガレージの一角に趣味部屋を設けるプロジェクトです。

このガレージは既製品を用いて新設されたものです。

建築としてはミニマムなスケールのものですが、作業としては高い精度と瞬間的な現場変更が求められる案件です。

そこで大工工事は旧知の仲で、かつ腕が良くて適応力のあるHAMAKENの中濱君に依頼しました。


 

彼は20代の若い大工ですが、経験豊富でしかも手刻み加工も出来る優秀な大工です。

(実は昨今はノミやカンナを使って手刻み加工出来る職人は珍しくなってきてしまっています)

おがせ町の小屋はそんな彼の細やかな仕事によって進んでいます。

断熱工事が終わり、下地組みも終わりました。



 

下地組は最終的には見えなくなってきますし地味な部分に感じますが、ここで手を抜くと仕上げの精度に圧倒的に差が出ます。

というか、仕上げが上手くいかないと仕上げを剥がして下地からやり直して・・・なんていう事も

だから絶対に手を抜けない部分です。

中濱君はその辺りも経験豊富なので抜かりなく進行していて、設計者としても安心して監理させてもらってます。


この案件では、夏場の日射付加を軽減するために、試験的に簡易遮熱シートを入れてみました。

(予算の事もあって僕のお手製ですが・笑)

これが上手くいけば様々な物件に応用できると思うので夏になるのが今から待ち遠しいですね。


そして、僕の方は最近は他のプロジェクトも進めていかなければならないので、もっぱらこの現場で作業しています



自分の家の一角でこんな変な事をしている建築家を快く受け止めてくださるクライアントに感謝ですね(笑)

おがせ町の小屋は月末竣工予定です。

クライアントのご好意でオープンハウスならぬオープンハット(?)も計画しています。

そちらの件は進行状況を見ながらいずれ告知させていただきます。