建築士・建築家の自邸や事務所は往往にして実験室となる事が多いです。
今回はカーテンをヒダ無しタイプに変えてみました。
感想としては"良し悪し”(笑)
面のように見えるがカーテンとしての軽やかさがあるので空間がシンプルに軽く見える。
一方でカーテンとしてのゆとり幅が少ないので
よく開けっ放しにして風を感じるような用途の窓には向かないかと思う。
こういうのは自分で体感してこそ初めてちゃんとクライアントに提案・説明が出来る事だと思う。
例えば、我が家の床は実験的にこんな感じ
OSB合板に真っ白なペイントを雑にローラー塗りしただけという仕上げ
常識の範囲で考えるとありえない場所でありえない使い方をしてますが
これが意外と良くって
OSB特有の荒さのおかげで多少のゴミが床にあっても気にならない。
(どの床でも毎日掃除機をかけるのが理想だけど現実はそうはいかないので)
それに何より採光窓からリフレクターのように部屋の奥まで明かりが届いてくれる。
手入れは年に一回塗装を上塗りしているくらい。
ただ、ここまでチャレンジングな事は通常はクライアントには提案できないけど・・・(笑)
当たり前の事を当たり前と思わず、色々と試みたくなる。
僕らの仕事とはそういう気質の人ばかりなんだと思います。